はじめに
皆さんはページの事前読み込み(prerender)についてはご存知でしょうか? この機能を使うと、事前読み込みしたページへの遷移が早くなります。
詳細については、前回の記事をご覧下さい。
https://www.fourier.jp/blog/whatis-traffic-advice/
https://www.fourier.jp/blog/whatis-traffic-advice/
今日はこの記事の続きとして、事前読み込みを実際に実用化させようと思います。
王道の使い方
遷移先がほぼ決まっている箇所に使うのがベストです。
例えば、以下の画像のような「続きを読む」があるようなページです。
また今では見かけなくなりましたが、 エンターページ で使うのも良い例だと思います。
運用上の問題点
事前読み込み(prerender)をするページについて、決めるのが面倒という問題があると思います。 日に日に変わるGoogle Analyticsを確認して、特に多い遷移先を確認して設置することは運用上大変です。
そこで・・・Google Analyticsから自動で取ってくることにしてみます。
構想図
Google Analyticsから定期取得
HTML埋め込み
DBから取得して、HTMLに埋め込むようにします。
⚠️
Google Analyticsの取得にはAPIのレート制限があるので、APIの結果をDBに保存するようにします。(キャッシュ)
実際にやってみた
Google Analyticsから取得する
GA4をPHPで取得する方法は、すでに記事化をしているので略します。
https://www.fourier.jp/blog/ga4-with-php/
https://www.fourier.jp/blog/ga4-with-php/
Google Analyticsから定期的に取得して、DBに保存する
以下のコードを、一日一回scheduleで実行されるようにします。
DBから取得してHTMLに埋め込み
Blade
確認方法
Chromeであれば、ページを右クリック > 検証 から [ Network ]タブを開きます。
リロードして、指定したURLが入っていれば正しく設置が出来ています。
まとめ
前回の記事の実践編ということで、Google Analyticsから取得して事前ページ読み込みの自動化に挑戦してみました。
現在はPrerender(最新版ではPrerender2)と呼ばれる描画まで先読みで行ってしまう物があるようです。
ですがこちらのChromeでは動作の確認が出来ませんでした。こちらについても追って見ていこうと思います。
Prerenderについての仕様
https://developer.chrome.com/blog/prerender-pages/